夢。

夢に向かって走ってきた。
つまづき、起きて、またつまづいた。
こわいもの知らずとして走った。

仲間も皆こわいもの知らずでいた。
向かうところ敵なしと見なしていた。

大人になるにつれて仲間は一人また一人離れていった。
夢に向かう勢いは減っていった。
歩き、腰をかけ、また歩いた。

歩き出したものの、足先は夢に向かっていなかった。
フラフラと目の前の快楽に目が写ってはあちらこちらと歩き回った。

 

夢を思い出すキッカケがあった。あの時の夢はどこへいったのだろう。
また夢に向かって歩いてみようか。
周りを見た。
夢に向かっている人は見当たらない。もう諦めた方がいいのだろうか。

またある時、忘れかけていた夢を思い出した。
もう一度だけ夢に向かってみよう。
腰を上げて、歩き出した。
だが思うように足が進まない、がむしゃらになり、足がもつれる。

 

もう夢は諦めた方がいいのだろうか。
誰も周りはわかってくれないのだろうか。
もう遠くに見た夢は霞んでいる。どこへ向かって歩こうか。
もう気力もない。
しばらく起き上がれなかった。

このまま私の魂は朽ちていくのだろうか。もう先が見えず気力も絶たれた。

なぜだろう、私を起こしてくれる力があった。

それはどこかで会ったことがあるような力。
しばらく一緒に歩いてみた。その人は私のことを知っているかのようだった。
その人は真実の人だった。

 

主よ、あなたは見ていてくれた。
私の知らないことを知っていた。私の夢も望みも知っていた。
私はあなたを知ることができなかった。
この先も孤独だと思っていた。
しかし、あなたが道を示し、共に歩いてくれることを知った。

私はあなたのために何ができるだろうか。
あなたの望みを教えてください。
あなたの望みは私の望みになり、私の望みはあなたの望みになる。

 

inspired by : http://rapt-neo.com/?p=43809

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です